さざれ
[名] 「細石 (さざれいし) 」の略。
[語素] 名詞の上に付いて、細かい、小さい、わずかな、などの意を表す。
さざれとは「こまかな」「こまかな石」を意味する言葉です。
日本の国歌にも登場する「さざれ」は、さざれ石 ( こまかな石 ) が千年、
八千年という遠い歳月をかけ、積もり積もって巌 ( 大岩 ) となり、
その上に苔が生えるという情景が詠われています。
日本の実直なものづくりは細部に現れます。
このこまかなものごとを、作り手、使い手、たくさんの人々と、
一緒にかたちづくり、巌となり、苔が生えるほどに長く長く続いていくこと。
それが私たちの願いです。
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